義肢装具学実習
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こんにちは、土屋です。
久々の更新となりますが、いかがお過ごしでしょうか。
季節が変わってすっかり秋も深くなりました。日もかなり短くなりましたね。
さて。
今日は2年次の授業のひとつ、「義肢装具学実習」の授業風景をご紹介します。
義肢装具学実習では、義肢装具学の講義で学んだ知識を、
実際の実技を通して、確認していきます。
今回は、短下肢装具という脳卒中後の患者様等によく処方される装具がどのように製作されるかを、
実際にお互いの脚で型をとって製作過程を体験しました。
先週はギプス包帯でお互いに下腿の型を取り、そこに石膏を流し込むまでを行ったので、
今日は固まった石膏を型から取り出し、陽性モデルを製作します。
まずは、中の石膏を取り出すためにギプス包帯をギプス包丁ではがしていきます。
なかなかギプス包帯が外れないようです。
けがをしないように、慎重に!
中から石膏でできた足が出てきました。
それを、今度はやすりをつかって滑らかにしていきます。
装具にしたときに骨が出ているところに、装具が当たらないように、考えながらやすりをかけています。
陽性モデルが出来上がりました。
実際は、この陽性モデルに熱で柔らかくしたプラスチックをかぶせて、
脚にぴったりの装具を製作していきます。
装具がどのように製作されているか知ることで、
処方された装具がその人にしっかり適合しているかのチェックポイントをイメージしやすくなります。
次回の「義肢装具学実習」の講義では、装具の適合のチェックを実際に行います。