あなたのなりたい職業は何ですか?
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こんにちは。KUTSUNAです。
先日は関東でも大雪が降り、東京工科大学のある蒲田でも、雪が積もりました。
みなさん、体調はいかがでしょうか?
受験生のみなさんは、体調に気を付けて、試験で全力が出せるように万全の体調で臨んでくださいね(^O^)
今日も「卒業研究」のお話をします。
いつもよりも、少し長めの記事になります。
他の理学療法士養成校でも実施している「卒業研究」。
東京工科大学でも、もちろん実施しています。
今年度の卒業研究発表会の様子は↓こちらの記事をご参照ください。
卒業研究発表会 開催
研究を行ううえでは、「データ測定」を欠かすことができません。
そのデータ測定では、正しいデータ(真の値)をしっかりと測定するために、いくつか気を付けなくてはならないことがあります。
特に重要なのが、「正確度」や「精度」です。
簡単に言ってしまえば、出来る限り「真の値に近い数値」が出て、「誰が何回やっても同じ結果」になるのが、良い測定ということです。
学生さんは、「良い測定」をするために、日本・世界で標準的に行われている方法について、講義や実習の中で学んでいます。
特に、理学療法士の必須な測定項目である
「関節可動域(関節がどれだけ曲げ伸ばしできるか)」や
「徒手筋力検査(筋肉の力がどれだけあるか)」は時間をかけてしっかりと学びます。
東京工科大学の卒業研究では、本学が保有している最先端の機器を使用することができます。
ただし、機械が置いてあっても、
「使い方が分からない!」
ですよね。。。
取扱説明書や様々な資料を読んで勉強しますが、分からないことが多々出てきます。
「良い測定」をするためには、当たり前のことですが、機械を正確に使うことが重要です。
というわけで、昨日と今日は、最先端の機器を取り扱っている業者さんをお招きして、機器の説明をしていただきました。
機械の使い方や、“コツ”を教えてもらっています。
みな、真剣な表情で聞いていますね。
今日ご説明いただいた機器は、技術者の方が英語でお話なさっていたので、学生さんにとっては(私にとっても)英語の勉強にもなったと思います。
これらの機器を使って、3年生の今から4年生へかけて、卒業研究を行っていくのです。
頑張れ!3年生☆
と、ここからがタイトルに書いた本題になります。(前置きが長い!笑)
先日、第一生命の調査↓で
大人になったらなりたいもの(第一生命)
男の子のなりたいものの第一位が「学者・博士」だったようです!
てっきりスポーツ選手が今も昔も人気だと思っていたのですが、そうでもないのですね。
「理学療法士と学者・博士とで何が関係するの?」と思われる読者の方も多いかもしれません。
『理学療法士と博士は両立できますよ!』と少し宣伝しておきます。
最近は、博士号を取得して病院で働いている理学療法士が増えています。
決して簡単な道ではないですが・・・
理学療法士として働いていると、疑問に思うことがたくさん出てきます。
まだまだ分かっていないことが、理学療法にはたくさんあるのです。
そんな疑問を解決して、理学療法を発展させていくことが必要とされており、そのためには研究が必要です。
今回の卒業研究がきっかけとなって、研究の道へ進もう(もっと研究の方法を学びたい!)と思ってくれる学生さんが出てくれると嬉しいですね。