「実学主義」に基づいた専門的な講義と実践
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こんばんは。KUTSUNAです。
朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。
目下の心配は台風の進路です。
日本を縦断せずに、逸れてくれるとよいのですが・・・
さて、本日のブログでは、講義風景の一コマをお送りします。
今月の23日(土)には、大田区と理学療法学科が共同で進めている大田区民の方を対象とした「大田区健康効果大学~秋の体力測定会~」があります。
今回の測定会では、理学療法学科3年生が大田区民の方々の体力を測定します。
実際の現場で学ぶことこそが、学生にとって何よりの勉強・経験になります。
今日の「理学療法研究法」の講義では、歩行速度や握力、そのほか理学療法士が病院でも日常的に使用している基本的な項目を測定する練習をしました。
上の写真では、5mの区間を歩く歩行速度を測定しています。
複数の学生が同時に測定しているにも関わらず、値はみんな、ばらばら、、、なんで、同じ人を測定しているのに違うんだろう、、、
“うーん、、、同じストップウォッチなのに。。”
“うーん、、、押すタイミングが違うのかなぁ。。”
“ねぇ、いつストップウォッチ押してる?”
などなど。
どうして値が違ったのかを考えて、再び、測定。
主体的な学びを促します。
すると・・・
次第にみんな同じ値を測定できるようになりました!!
ここから検者間信頼性と検者内信頼性を学習します。
そこは大学。
得られた現象を、より専門的な話に落とし込んだ説明がされるんですね。
ただ教科書に書いてあることを理解するのではなく、実際にやってみて理解を深めていくのが本学の理学療法学科の教育です☆
上の写真では、握力を測っています。
はい!握って!!握って!!!もっと!!!!
大きな声が教室内に響きます。
掛け声一つで測定値が変わるんですね。
KUTSUNAが病院で筋力測定をすると、数十メートル離れた受付まで声が聞こえていたらしく、患者さんから「今日はKUTSUNAさんがいるなって、会う前から分かったよ」なんて良く言われたものです。(笑)
上の写真では、Timed up and go testという測定をしています。
ただ歩くだけではなく、立ち上がって、歩いて、ターンして、歩いて、座る、という総合的な移動能力を見ることができる検査です。
上の写真では、臨床現場でも使われているInbodyという最新機器を使用して、体組成を測っています。
ほんの数分の測定で、身体の筋肉量や体脂肪量を高精度で測ることができる機器です。
最初はキョトンとした表情で話を聞いていた学生も、講義が終わった頃には一人で測定できるようになりました。
この吸収力は素晴らしいですね。
23日の測定では、実際に大田区民の方々を対象として測定をします。
それまで、みんな、自主練習に励むことでしょう。
本学の教育の柱は「実学主義」!
理学療法学科では「実学主義」教育を実践しています☆